ここで、今さら申し上げるほどのことではないが、「成功」(あるいは「不成功」)の定義は、人様々だ。
仕事上のことに限定しても、ひとつの同じ現象を見て、ある人は「成功」、またある人は「不成功」と思う。
たとえば、1億円の仕事をしたとしよう。
Aさんは、「大成功」だと思い、Bさんは「まぁまぁだな」と考え、Cさんは「2億円は取れた仕事だった」と言う。
ところで、このサイトは「わくわくビジネス」と謳っているが、ただの「ビジネス」ではない。限定付きの「わくわく」なのだ。
すると、当然だが、このサイトでは「ビジネス」では成功したが「人生」では失敗した、というのは「不成功」と考える。(これまた、各人各様なのだから、仕方がない。僕の勝手な定義です。なぜなら、僕が作っているサイトなので。)
「ビジネス上は成功(いわゆる世間一般的みた)しているが、人生としては失敗」というのも有るだろう。
「ビジネスこそ、我が人生!」という人は、また別格です。
まぁ、「ビジネス」と「人生」を切り離せないのも、この世の中ではある。
だから、とにかく『成功』とは? について考えよう。
僕の好きなコミックスに『天』というのが有る。これは18巻で終わるマージャンをメインにした物語なのだが、最後の17、18巻では、人生における「成功」「不成功」を語っている。
特に、この物語に出てくる「赤木」が、若い友人の「ひろゆき」と関西随一の暴力団組長に語る場面が好きだ。
世間一般的に言われている、『名声』、『お金』、『権力』、『世間並みの人生』とは何か?
自分自身の心のままに生きていくこと、自分の思うがままに生きていくこと、こそが、人生の成功ではないか、と赤木は言う。
どんなに名声や権力、地位、お金があっても、自分の思うがままに生きていけない人生って、なんだ?
……と赤木は問う。
つづく
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