治験をよく知らない治験責任医師(そもそもそんな医師を治験責任医師に選んではいけないのだが)に、ドカ〜〜ンと怒られてスゴスゴと帰ってきたモニターに、怒られた理由を聞きました。
その医師が『感冒なんて有害事象じゃない!』と言って、耳をかさないので、GCPの有害事象の定義を教えようとしたら、これが逆キレされてしまったとのこと。
こんな時、あなたならどうしますか?
(1)上司ともう一度、直ちに取りあえず謝りに行き、有害事象はまた後日ということにする。
(2)ほとぼりがさめるまでそっとしておき、その後、何気なくCRCの方に頼んで医師を説得しておいてもらう。
(3)ころあいを見計らって、上司と同行し、有害事象と副作用の違いなどを分かりやすく解説したパンフレットなどを持参して説明する。
どうでしょうか?
・・・・・・別に正解は有りません。
ただ、大切なのは、相手の医師がどんなタイプなのか、といことを常日頃から把握しておかないと、このような“非常事態”に、とっさの対応が取れません。
若手モニターにも、そのことを伝えておきましょうね。(相手が爆発する前に。)
このことは、逆も当てはまります。
つまり、CRCや治験責任医師等から見たモニターがどんな相手なのか?ということですね。
口先ばかりで何もしないモニター、自分の都合だけを言うモニターなどなど。
お互いに注意しましょう!
下記に交渉に必要な「人を見抜く」あるいは、上手く「交渉する」ためにヒントとなる本を紹介します。
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